業務用家具の素材

 ~塗装方法~

塗装方法1つで質感異なってくるので面白いです。

塗装の種類と方法を知る

【うるし】

うるし科の木の幹に傷をつけて流れ出た樹液を加工、精製してつくられる塗料で、古来から日本でも用いられてきた塗料です。
乾燥した塗膜は優雅な表面状態をしており、耐水性、耐湯性、耐薬品性に優れています。
うるし自体には透明、黒、朱など独特の色がついています。
半光沢ですが乾性油などを加えて加工すると優雅な光沢を出すことができます。

【メタリック塗装】

アクリル樹脂とアルミ片を静電塗装して、焼付けにより定着させる塗装法です。
数回塗り重ねることによって塗装膜が形成され、光の明暗により曲面部分の立体感、深みのある透明感などが表現されます。

【クロムメッキ】

下地にニッケル、仕上げにクロムを使用した代表的な装飾メッキです。
耐久性と耐候性に優れ、傷や錆びから金属を保護する効果もあります。
曲木のイスや成型合板材の背板などに使用されています。

【ホワイトブロンズメッキ】

下地にニッケル、パールニッケルでつや消し加工を施し、クロムで仕上げるメッキ法です。
クロムメッキと同じような特性ですが、ホワイトブロンズメッキの場合は層が厚いので反射が少なく、一層の重厚感があります。

【静電粉体塗装】

静電気と空気圧を利用して塗料を付着させ、加熱硬化させる塗装法です。
0.1~0.3ミリの膜厚があります。
隅や内部などの細かい部分にも容易に塗装ができ、耐候性にも非常に優れていることからも野外の業務用家具、パイプ椅子やガーデンチェアにも用いられます。

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