業務用家具の素材

 ~木材選び~

木材の種類は本当に多いです。
気に入った色柄の木材を取り入れるのも良いですが、素材にも着目しませんか?

木材の種類を知る

【チーク材】

チークはクマツヅラ科の広葉樹で、タイやインドネシアが主な産地です。
世界最高級の木材で美しく至宝の一品ですが、年々入手が困難になってきています。
タイ産が最高級とされておりましたが現在は枯渇しており、そのため同等品質のミヤンマー産がこれに代わっています。
しかしミヤンマー産も国内外の事情により入手が難しくなっており希少価値が増してます。
乾気比重は0.57~0.69です。

【ブナ材】

きめ細かい木目と重硬で粘りがあり、割れにくい素材です。
曲木のイスや成型合板材として背板などに多く使用されています。

【ナラ材】

ブナ材よりさらに重硬で、耐朽性や加工性に優れた素材です。
木目は明瞭でクラシカルなイメージや重厚さを出したい家具に使用されます。

【無垢材】

手を加えていない無垢材は木の本来のよさを生かして、温かみのある風合いを楽しめます。
ひとつとして同じもののない、天然木ならではの色や木目があります。
無垢材の家具は木の樹齢以上に長持ちするといわれ、常に呼吸している木は素朴な風合いとともに経年変化を味わえるのが特長です。
業務用家具には少し贅沢ですが、応接室にはよいでしょう。

【突板】

天然木を薄くそいだものを貼った板です。
この突板を合板の基材に接着したものを天然木化粧板、化粧合板といいます。
見た目も仕上がりも無垢材のような仕上がりです。
木の種類によって安価なものから非常に高価なものまであり、手入れを怠らなければ寿命は非常に長いので長期間使えます。
また無垢材のような反りも少なく重量も軽くなるので、無垢材より優れる点も多いでしょう。

ページのトップへ戻る